膣のゆるみの改善を目指す治療にはいくつかの種類がありますが、それらの中でもっとも治療効果が高く、もっとも長く効果が持続すると言われている治療が膣縮小手術。メスを使い、膣の通り道を狭くする治療法です。
ここでは、膣縮小手術の概要や術後に期待される効果、長期的に効果を持続させる方法、膣縮小手術のリスク・副作用などについて解説しています。
膣縮小手術とは、加齢や出産などを原因に締まりがゆるくなった膣を、手術によって再び締まりを強くする治療のこと。大なり小なり、ほとんどの女性は年齢とともに膣がゆるくなっていくものですが、そのゆるみが著しくなり、やがて次のようなお悩みを抱えた際に膣縮小手術が検討されます。
これらのお悩みの解消を目指す治療が膣縮小手術。術後は膣の締まりが強くなるので、性交時の男性の満足度アップも期待できるでしょう。
膣縮小手術の手順・流れは次の通りです。
表面麻酔、局所麻酔、静脈麻酔などを使用し、十分に麻酔が効くまで待ちます。
膣の入口から子宮口に向け、メスを使って筋肉と粘膜をはがします。
ゆるんでいる部分の筋肉を引き寄せるような要領で膣壁を縫合します。
縫合後、余った部分の粘膜を切除して縫い合わせて終了です。
手術時間は30分~2時間程度。入院の必要はありません。
膣縮小手術を受けた後、1か月程度はダウンタイムとなるため、膣内の変化を実感する機会がないかもしれませんが、ダウンタイムを過ぎて膣の状態が安定すれば、多くの方は次のような効果・変化を実感するでしょう。
意識的に膣へ力を入れた際や、偶然膣に力が入った際、術前に比べて締まりが強くなったこと(膣道が狭くなったこと)を実感できる方が多いでしょう。入浴後のお湯もれ軽減などからも、膣の締まりが良くなったことを実感できる方が多いのではないでしょうか。
膣道が狭くなることで性交時の密着の強さが増すため、多くの方は感度のアップを実感するでしょう。また、膣の締まりが強くなったことは男性側にも分かるため、パートナーの満足度アップにもつながるのではないでしょうか。
膣縮小手術を受けることで、上記のような即時的効果を実感できるとともに、術後数か月や数年といった長期的にも次のような効果・変化が期待できるでしょう。
くしゃみをした時など、突発的にお腹へ力が入った際の尿もれが軽減したり、入浴時に膣へお湯が入りにくくなることからお湯もれの症状が軽減したりなど、膣が引き締まったことに由来する効果・変化が数か月、数年単位で持続します。
膣への空気の侵入も軽減されることから、いわゆる「ちなら」の発生も抑えられるでしょう。
膣の締まりが強くなったことで、女性はもとより、男性における性交時の感度アップも期待できます。手術を受ける前に比べて性生活面での満足度が高まるため、長期的にはパートナーとの関係がより円満になり、結果として、穏やかで理想的な関係が長く持続していくのではないでしょうか。
膣がゆるむ主な原因は加齢。言い換えれば「膣の老化」ということですが、膣縮小手術を受けることで膣の老化が抑えられ、逆に若返りを実現する形となります。膣機能が若いころと同様の状態まで回復することで、精神的に自信の向上へつながり、日々の生活が生き生きとしてくるでしょう。
膣のゆるみが原因で、膣内に慢性的な違和感を覚えたりヒリヒリとした痛みを感じたりなど、様々な不快感を抱えて過ごしている方もいます。膣縮小手術を受けることで、これら不快感の大半が解消に向かうため、膣の状態に由来して蓄積する日々の小さなストレスから解放されるでしょう。
膣縮小手術の効果は半永久的と言われますが、膣は主に粘膜と筋肉で構成されている以上、厳密に言えば術後も膣の老化は進みます。術後の理想的な状態を少しでも長く維持するため、次にご紹介するセルフケアを継続していきましょう。
ケーゲル運動とは、骨盤底筋群という筋肉を鍛えるトレーニングのこと。排尿時、膣や肛門を締めるように力を入れると排尿を途中で止められますが、この止めている状態が骨盤底筋群を使っている状態です。この状態を維持したりゆるめたりするトレーニングがケーゲル運動となります。
どのような姿勢でも行えるケーゲル運動ですが、慣れるまでの間は、仰向けになって行ったほうが良いでしょう。仰向けで両ひざを立て、膣・肛門・尿道を同時に締めたりゆるめたりしてみましょう。回数は2~3回程度。締めたまま数秒間キープする方法も有効です。
適正体重よりも重い状態が長く続くと、骨盤底筋群に過度の負担がかかるため、膣のゆるみにつながることもあります。逆に、適正体重よりも軽い状態が長く続くと、脂肪が減った影響で体全体の皮膚がたるみ、結果として膣のゆるみにつながることもあります。
膣縮小手術を受けた後は過食や極端なダイエットなどを避け、適切な体重管理をするようおすすめします。
膣縮小手術を受けた後、パートナーと健康的な性生活を送ることで、膣の若々しい状態を長くキープすることができます。精神的にも良好な影響が生まれたり、ホルモンバランスが整いやすくなったりなど、膣以外にも様々な影響が期待できるため、ぜひ健康的な性生活を持続させていきましょう。
膣縮小手術はメスを使って行う外科手術の一種である以上、血種や腫れ、熱感、かゆみ、むくみなどの外科手術特有のリスク・副作用が生じる可能性もあります。これらリスク・副作用の程度には個人差があり、中にはやや強めに出る人もいるでしょう。
また、同じクリニックで同じ医師から膣縮小手術を受けたとしても、必ず同じ結果になるわけではないことも承知しておきましょう。患者の体質や膣の状態は一人ひとり異なるため、中には期待したほどの実感を得られないことがある点も理解しておく必要があります。
さらには、仮に術後の状態が理想的だったとしても、その状態が長期的に維持される保証はありません。患者の体質や術後の日常生活などが影響し、想定よりも早く効果が薄れてしまう可能性もあるので、その点も理解のうえで施術を検討しましょう。
膣縮小手術を受けることで、膣のゆるみにお悩みの多くの方は、お悩みの大半を解消できることでしょう。また、他の種類の膣縮小治療に比べて、長期的な効果も実感できることでしょう。
ただし、膣縮小手術に限らず、どのような施術であっても、その効果の高さや持続期間には個人差があることも事実。最初から悲観する必要はありませんが、過度に期待し過ぎることも良くありません。
手術を受けた後に訪れる可能性の高い日常をイメージし、できればパートナーと相談の上、手術を受けるかどうかをよく検討してみましょう。
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