パートナーには率直に言いにくいものの、内心は「痛くて入らない…」「入れると痛い…」と思っている女性は、とても多いようです。言いたくても言えない性交痛の悩みについて、ここでは、その原因や更年期との関係、治療による改善の可能性などについて解説します。
性交痛が起こる主な原因として、以下の6つを見てみましょう。
性的興奮を感じた女性の体内では、オキシトシンと呼ばれるホルモンの働きにより、下半身に大量の血液が流入します。この血液が膣の周りの毛細血管に充満し、血管壁が広がって「濡れる」という状態を導きます。
逆に言えば、性的興奮を感じない理由(前戯不足、疲労、ストレスなど)があれば「濡れない」ということ。「濡れない」状態で無理にセックスをすれば、当然、性交痛を感じることでしょう。
「過去のセックスが痛かった、怖かった」「セックスはダメなことだと教わってきた」「パートナーへの愛情がなく、むしろ不満が多い」など、セックスに対する何らかの精神的なブレーキが働いた場合、膣は十分に濡れないことがあります。パートナーと話し合うなどし、精神的な原因を少しずつ解きほぐしていくことが大切でしょう。
女性ホルモン「エストロゲン」の分泌量低下により、膣内のうるおいも低下する傾向があります。詳細は後述しますが、その代表的な例が更年期です。更年期とは、言い換えれば女性ホルモン「エストロゲン」の低下を原因とする様々な自覚症状のこと。これら自覚症状の一つとして、膣内のうるおい不足による性交痛があるということです。
女性ホルモン「エストロゲン」の分泌量低下により、骨や筋肉などの運動器系に疾患が現れやすくなります。具体的には、骨や筋肉、関節など。これら運動器系に痛みを生じることが精神的ブレーキとなり、膣内が濡れにくくなる原因になることがあります。関節などの痛みが生じないよう、パートナーへの思いやりのあるセックスを心掛けましょう。
濡れているにも関わらず性交痛を感じる人、または、非常に強い性交痛を感じる人は、その原因として婦人科系の疾患が考えられるので注意が必要。具体的には、子宮内膜症や子宮筋腫、クラミジア感染症、カンジダ外陰腟炎などです。婦人科系の器官については、定期的な検査を受けることが理想です。
膣内が十分に濡れているにもかかわらず、女性の後ろから男性がペニスを挿入する、いわゆる後背位において性交痛を感じる、という女性は少なくありません。その理由は、正常位に比べ、後背位のほうがペニスが奥まで届くから。また後ろから挿入されることで、膣内が突き上げられるようになることも痛みの原因になるとされています。
更年期が性交痛の原因というわけではありませんが、更年期と性交痛の間に一定の関係があることも確か。更年期と性交痛みとの関係について、以下3点のポイントを理解しておきましょう。
更年期に差し掛かると、急激に女性ホルモンの「エストロゲン」の分泌量が低下。「エストロゲン」が減ることで、膣が乾燥しやすくなったり膣内が濡れにくくなったりします。その状態で性交を行った場合、膣内が傷ついて出血してしまうことも。閉経前後の約10年間、一般的には40代後半からの約10年間において、そのような症状が生じる可能性があることを理解しておきましょう。
エストロゲンの減少によって膣内のうるおいが不足すると、膣の内壁にヒリヒリした痛みを感じます。また、更年期は精神面に影響を与えることも知られているため、気分の落ち込み等からセックスへの意欲が高まらず、結果、濡れにくくなって性交痛を悪化させるという悪循環を招くこともあります。
更年期で多く見られる性交痛ですが、性交痛を更年期特有の症状と考えることは誤解です。産後や生理前、久しぶりにセックスするときなどには、更年期とは縁遠い若い人であっても、更年期と同様の性交痛を自覚することがあります。
以上、性交痛の原因や性交痛と更年期との関係などについて見てみました。
病気や加齢が原因の性交痛であれば、医療機関における治療で症状が改善・緩和する可能性があります。ただし、心理的な要因による性交痛の場合には、改めてパートナーとの関係性の構築を図ったり、市販されている潤滑ジェルを使用したりして、解決を試みるしかありません。
いずれの理由による性交痛であっても、専門の医師のカウンセリングを受けることが解決への近道であることは確か。医療で対応できる症状かどうかを判断してもらうことが、次なるステップへとつながるからです。
性交痛にお悩みの方は、まずは実績豊富なクリニックで相談してみるようにしましょう。
以下では、女性器形成の診療を行っている専門性の高いクリニックを3院ご紹介します。クリニックの選定基準は次の通りです。
性交痛のお悩みを解決したい方は、これら3点を重視してクリニック選びをするようおすすめします。
引用元:みどり美容クリニック・広尾公式HP
https://midocli.com/
日本で初めて「美容婦人科」という診療分野を標榜したみどり美容クリニック。女性特有のデリケートなお悩みに対し、女性院長のみつゆきみどり先生が直接診療・施術を行っています。
医師やスタッフ、患者などが全員女性ではあるものの、デリケートなお悩みゆえに患者一人ひとりのプライバシーは特に重視。院内で患者同士が顔を合わせることのないよう、完全予約制と完全個室制を徹底しています。
施術だけではなく、アフターケアもみつゆき院長が丁寧に対応。違うドクターが対応することは一切なく、かつアフターケアの再診料や処置料、薬代なども一切かかりません。施術から1年間は、院長の判断のもと、デザイン調整の施術も無料で受けることもできます。
2001年、佐賀医科大学医学部卒業。九州大学医学部付属病院第二外科、佐賀県立病院などで診療全般の研修を経たのち、2003年、聖心美容外科に入職。在職中は横浜院院長や全国診療医長などを歴任し、婦人科形成術や脂肪吸引を中心に様々な症例を経験しました。THE CLINIC TOKYO院長を経て、2010年、みどり美容クリニック・広尾を開院して院長に就任し、現在にいたります。
日本人の女性医師として初めて、「美容婦人科」の先進国でもあるアメリカ・ビバリーヒルズで、女性器形成に関する様々な技術を研鑽。主にレーザーによる膣の引き締めや女性器形成手術の技術を習得し、これを日本人女性向けに改良する形で診療に活かしています。
治療の一貫性を保つため、カウンセリング、施術、アフターケアの全行程に院長自らが対応しています。
東京メトロ日比谷線「広尾駅」の2番出口から地上に上がり、広尾さんぽ通り(広尾商店街)にある「ドラッグストアぱぱす」の3階にクリニックがあります。駅から徒歩1~2分とアクセスは良好です。
東京駅からのアクセスは、「霞ヶ関駅」での乗り換えも含めトータル15分ほど。羽田空港からもトータル40分弱なので、遠方からの患者さんでも無理なく来院できるでしょう。
所在地 | 東京都渋谷区広尾5-16-2 KITAMURA65KAN3F |
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アクセス | 東京メトロ「広尾駅」より徒歩1~2分 |
TEL | 03-5789-1107 |
引用元:なおえビューティークリニック公式HP
https://www.naoe-clinic.net/
「女性として、医療人として、多くの女性患者の悩みを解消したい」という思いのもと、現院長の喜田直江先生が2011年に開院したなおえビューティークリニック。女性器の診療を中心に、ヒアルロン酸やボトックス注射、美容点滴、ほくろ除去など、女性が一人で抱えがちな様々なお悩みに対応している女性専用の美容外科・美容皮膚科です。
多彩な診療を提供しているなおえビューティークリニックですが、中でも特に力を入れている領域が女性器診療。膣縮小治療をはじめ、小陰唇縮小や大陰唇縮小、クリトリス包茎、処女膜再生、デリケートゾーンの黒ずみなど、女性器に関連するほぼ全てのお悩みに対応しています。ビビーブを使った膣縮小治療の実績が豊富です。
2001年、京都府立医科大学医学部卒業。当初は産婦人科医としてスタートし、数々の分娩や手術を経験した喜田先生ですが、2003年より形成外科医に転身。高度な外科手術や縫合の技術を習得し、その技術力を活かす形で2006年に大手美容外科へ入職しました。大手美容外科時代には、主に婦人科系の美容手術を多く経験しています。
多くの女性患者のデリケートな悩みに対応する中、「婦人科形成の診療は女性医師が行わなくてはならない」との信念を確立。自らの信念を実現する形で、2011年、東京銀座でなおえビューティークリニックの開院へと至りました。「女性であることの幸せを提供することこそが婦人科形成にかける自分の思い」と喜田先生は語ります。
東京メトロ「銀座駅」から5番出口の階段を上り、目の前にある「銀座千疋屋」のビルの9階にクリニックがあります。駅出口からの所要時間は徒歩0分なので、急な雨の日でもほとんど濡れることはありません。
クリニックの入ったビルには、飲食店やサロンなどの様々なテナントが入居しているので、診療ついでに他の店舗も楽しんでくることもできるでしょう。土日祝日も診療しているので、銀座でのショッピングも兼ねて相談してみてはいかがでしょうか。
所在地 | 東京都中央区銀座5-5-1 ニュウ銀座千疋屋ビル9F |
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アクセス | 東京メトロ「銀座駅」より直通 |
TEL | 03-5537-7560 |
銀座あゆみクリニック公式HP
http://ginza-ayumi.com/
診療科目は「婦人科形成」「美容皮膚科」「美容外科」「美容内科・その他」の4分野。フォトフェイシャルや脂肪吸引などの一般的な美容メニューも多彩に取り揃えている銀座あゆみクリニックですが、院長がもともと産婦人科医だったという経緯もあり、特に「婦人科形成」のメニューが充実しています。
「婦人科形成」の主なメニューとしては、手術・注入・レーザーによる膣縮小治療、小陰唇縮小術、大陰唇縮小術、陰核包茎切除術、副皮切除術など。基本的には、女性器形成に関連する大半の施術に対応可能です。
いかなる治療であれ、事前に治療に関連する全ての面を包み隠さず説明するのが院長の方針。メリット・デメリットだけではなく、費用、ダウンタイム、アフターフォローなどについても、患者が納得できるまでしっかりと説明を行っています。
山梨大学医学部を卒業後、新渡戸記念中野総合病院での研修を経て、母校が運営する山梨大学医学部付属病院産婦人科に勤務。分娩、婦人科腫瘍、開腹手術、不妊治療、ホルモン治療、再生医療などの産科・婦人科の幅広い領域を経験したのち、大手美容外科に入職して外科部長・院長・理事長を歴任し、2019年に銀座あゆみクリニックを開院。院長に就任して現在に至ります。
学生時代、重い疾患を抱えた方のお世話をしたボランティア経験から、尊敬するマザーテレサのように「関わった人を幸せにしたい」との思いがふくらんで医師を志すに至ったという増田先生。大学病院と大手美容外科で培った高い技術力はもとより、その気さくで明るい人柄も手伝って、多くの女性患者から信頼を集めています。
東京メトロ各線「銀座駅」C8出口から地上で出て、すぐ目の横断歩道の交差点を左折。並木通りに入って左手の3軒目の建物(1FはLACOSTE)が、銀座あゆみクリニックのあるビルになります。
銀座という立地もあり、クリニックの周辺にも各種ブランド店やエステサロン、スイーツ店など、女性が楽しめるお店がたくさん。不定休で夜9時まで診療しています。
所在地 | 東京都中央区銀座 3-2-11 GINZA SALONE5F |
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アクセス | 東京メトロ「銀座駅」より徒歩2分 |
TEL | 03-3535-2020 |
実際に性交痛に悩んでいる方々からの口コミと、何らかの対策によって性交痛が解消・緩和した方々からの口コミを集めてみました。生まれつきの理由や精神的な理由で性交痛に悩んでいる方もいますが、リサーチして見つかった口コミの多くは、加齢を原因としている印象がありました。お悩みの内容と具体的な対策に関する口コミを見てみましょう。
加齢とレス状態が長かったために膣口が狭くなり、激痛で挿入障害になってしまっていた。(後略)
引用元:美容医療の口コミ広場(https://report.clinic/detail/L_3016608/report_reference_anonymous_detail/3296)
性交痛がとても強く、ひどい時は最後までできない時がありました。毎回性行為後に出血が見られ、コンドームを変えたり潤骨ゼリーを試しても改善せず、だんだん性行為そのものに嫌悪感を覚えていました。将来を考えるパートナーができたことをきっかけに、施術を考えるようになりました。(後略)
引用元:美容医療の口コミ広場(https://report.clinic/detail/L_3020863/activity_detail/285235)
50歳を超え、閉経後から膣や、外陰部の痒み、乾燥…性行痛がひどく悩んでいました。健康診断で、萎縮性膣炎の診断を受け婦人科を受診し、痒みのお薬は処方されましたが、性行痛に対しては「年齢的な物だから仕方ありませんね」と言われて…おわり。私は、夫婦生活は、パートナーとの、コミニケーションと考えていたのですが、痛くて…苦痛で…。(後略)
引用元:美容医療の口コミ広場(https://report.clinic/detail/L_3020337/activity_detail/239445)
恥ずかしながらこの長い間、男性器の挿入ができませんでした。何度もトライはしたものの、痛みがすごく血が出てくるだけで精神的なストレスになりました。トラウマにもなりました。でも、いつか結婚して赤ちゃんが欲しいと思い施術希望しました。(後略)
引用元:美容医療の口コミ広場(https://report.clinic/detail/L_3020854/report_reference_detail/2510)
(前略)性行為自体を全くしたくないわけではないのですが、膣の中がヒリヒリと熱いような痛いような感じで、挿入が痛くて仕方ないんです。挿入どころか指で外陰部に触れられるだけでも擦れるように痛くて。そうはいっても、あんまり痛い痛いと夫に言うのも気が引けて……(後略)
引用元:健タメ!(https://www.kamposupport.com/kentame/archives/7955)
ネット上を検索すると、ご紹介した口コミのほかにもいくつかの口コミが見られましたが、それらの多くは膣内の乾燥による摩擦で痛みを感じている、という例が多い印象でした。
膣内の乾燥には様々な理由があり、かつ必ずしも更年期前後の方ばかりに起こるとは限らないのですが、やはり傾向としては、更年期前後の方に多く見られる症状のようです。
少なくとも口コミにおいては、性交痛の多くは女性ホルモン(エストロゲン)の低下による膣内の潤い不足が原因という印象があります。
パートナーとの性交痛があり、改善策を調べているうちにこの施術を知りました。(中略)施術は数分で終わり、痛みも我慢できるレベルでした。来院してからすぐに施術を行ってもらえました。性交時に濡れやすくなり、痛みが改善されました。(後略)
引用元:美容医療の口コミ広場(https://report.clinic/detail/L_1101340/activity_detail/288489)
Vタイトニングレーザーを受けて4ヶ月たちますが、膣内のかゆみや乾燥、ヒリヒリする感じを心配する必要がなく治療の効果を実感しています。今ではホルモン剤の飲み薬を飲まずに済むようになり良かったです。
引用元:みどり美容クリニック(https://midocli.com/menu/vtightening/)
二度の出産や加齢のせいなのか、以前より乾燥してしまい、性行為の際の痛みがストレスになっていたので大阪で施術できるクリニックを探していました。(中略)以前より少し潤っている感じで、症状が改善されて嬉しいです。(後略)
引用元:美容医療の口コミ広場(https://report.clinic/detail/L_1101340/activity_detail/288487)
(前略)性交痛はかなり軽減されました。挿入時の痛みは、まだありますが、それ以外の痛みは改善され、久しぶりに苦痛無く過ごせました。女性用バイアグラは、飲んだら、どうなるんだろ?と不安がありましたが、想像と違い自覚症状は無く、効いてるの?って感じでしたが、発汗、リラックス感はあり、心地良く効いていた気がします。(後略)
引用元:美容医療の口コミ広場(https://report.clinic/detail/L_3020337/activity_detail/239445)
性交痛の緩和、更年期に伴うアンチエイジング目的で、半年前にモナリザタッチを受けました。(中略)現在まで2回の施術を受けました。しなかった時よりは確実に良い変化を感じています。ホワイトニング効果もあると言うことなので期待したいです。(後略)
引用元:美容医療の口コミ広場(https://report.clinic/detail/L_1101340/activity_detail/153132)
性交痛の原因が処女膜強靭症(処女膜組織が硬く厚い症状)であれば、外科手術によって痛みの解消を図る形となりますが、口コミの多くは何らかのレーザー機器(モナリザタッチやVタイトニングなど)による治療で性交痛の緩和や解消を実感しているようです。
性交痛の多くは、女性ホルモンの分泌量低下による膣内の乾燥。レーザーを膣壁に照射することで、コラーゲン生成から膣に弾力を回復させれば、自然に潤いが増していきます。効果に個人差はありますが、性交痛にお悩みの方は、ぜひ試してみたい施術です。
なお、膣縮小効果が期待できるレーザー治療には、モナリザタッチやVタイトニング(インティマレーザー)、ウルトラヴェラのほかにも、ヴィーナスハイフやビビーブ、サーミVAなどがあります。複数の機器を持つクリニックに相談し、適切な治療を提案してもらうようにしましょう。
東京の膣縮小クリニック
3選
泌尿器医療を専門に施術し女性器の悩みを解決
なおえビューティー
クリニック
泌尿器医療を専門に施術し女性器の悩みを解決
喜田直江先生
引用元:
なおえビューティークリニック
https://www.naoe-clinic.net/clinic/dr/
女性器形成治療の実績豊富な院長先生が対応してくれる
みどり美容クリニック
女性器形成治療の実績豊富な院長先生が対応してくれる
みつゆきみどり先生
引用元:
みどり美容クリニック
http://www.midocli-ladys.com/doctor/
女性ならではの丁寧な気配りをおこなう
銀座あゆみクリニック
女性ならではの丁寧な気配りをおこなう
増田あゆみ先生
引用元:
銀座あゆみクリニック公式サイト
https://www.ginza-ayumi-clinic.jp/clinic_information/doctor/index.html