お風呂から出たとき、膣からお湯が漏れてくる…不快な感覚ですよね。いわゆる「お湯漏れ」という症状で、入浴中に膣に水が入り込んでしまうことによって生じるものです。こちらではお湯漏れの原因や改善方法をまとめました。
前述のとおり、お湯漏れとは入浴中に膣のなかに水が入ってしまい、お風呂から出たときに膣からお湯が出てくる症状のこと。お風呂だけでなく、プールや海、温泉などでも同様のことが起こり得ます。
入浴中に膣に水が入ってくる感覚が分かるという人もいれば、その感覚がなくお風呂からあがると膣からドバっと水が出てきてびっくりする…という人までさまざま。ですが、だいたいの女性がお湯漏れを不快に感じているようです。
お湯漏れが生じる原因としてとくに多いのが、出産による影響です。出産時は赤ちゃんが出てくるためのスペースを確保するために、膣壁や膣まわりの筋肉(骨盤底筋群)が引き伸ばされます。そのため、出産後は膣がゆるんでおり、入浴中に膣に水が入ってきてしまうのです。こればかりはどうしようもありません。
出産による膣のゆるみは時間が経てば、ある程度回復します。ただ2回目、3回目の出産となると骨盤底筋へのダメージも大きいので戻りにくいかもしれません。また、高齢出産の場合も回復しづらいと言われています。
単純にリラックスできているだけの可能性もあります。基本的に膣は水が入りにくい構造になっていますが、尿道や肛門と違って常に閉じているわけではありません。湯船に浸かっていると、のんびりリラックスしますよね。体もゆったりと緩むはず。全身がゆるんでいる状態なんですから、膣に水が入ってしまうのはあり得ないことではありません。
たまにお湯漏れすることがある…程度ならそこまで気にしなくてもよいでしょう。
もし出産からしばらく経っていて、それでも頻繫にお湯漏れが続く場合、膣のゆるみが原因かもしれません。くしゃみや笑ったときに尿漏れする、性行為の満足度が低下した…といった症状があれば、膣がゆるんでいる可能性が高いでしょう。
軽いゆるみなら膣まわりの筋肉を鍛える骨盤底筋体操を試してみたりするのがおすすめです。
お湯漏れ自体は、健康に害があるわけではないので放置しても問題ありません。ただ、プールや温泉など不特定多数の方が使用している場合は、膣のなかに雑菌が入ってしまう可能性があります。
膣には自浄作用がありますが、風邪や体調不良などで免疫力・体力が低下していると、膣炎や外陰炎が起こるおそれも。体調がすぐれないときは控えておいたほうが良いでしょう。
また、膣のゆるみが悪化すると「子宮脱」などの病気を引き起こす可能性もあります。お湯漏れは膣のゆるんでいるシグナルかもしれないことを、念頭においておきましょう。
たまのお湯漏れや出産直後のお湯漏れは放置してもかまいませんが、万が一が怖くて温泉やプールに行けなくなった…という場合は治療を検討してみてもいいかもしれません。
自分でできる対策として、骨盤底筋(膣や膣まわりの筋肉のこと)を鍛える「骨盤底筋体操」があります。手順にはいくつか種類がありますが、とくに簡単にできるものを紹介するのでぜひ試してみてくださいね。
参考:骨盤底筋体操 | さらピュア 吸水ケア | ロリエ | 花王株式会社
(https://www.kao.co.jp/laurier/sarapure/exercise/)2019年11月20日参照
これを1セット10回として、1日3~5セットを目途に2週間ほど続けてみましょう。
骨盤底筋は、尿をコントロールする役割も果たしています。骨盤底筋に力を入れる感覚がよくわからない…という場合は、トイレの途中で一度おしっこを止めてみると、骨盤底筋に力を入れる感覚がつかみやすいと思います。
お湯漏れのお悩みに自分でできる対策の1つとして、吸水サニタリーショーツがあります。
吸水サニタリーショーツとは、女性の生理対策に関連して開発されたフェムテック製品の一種。マチ部分には吸水体を備えているなど、ナプキンと同様の機能を持つ特殊なショーツです。生理対策グッズの1つとして、すでにお持ちの方も多いのではないでしょうか。
多くのメーカーからさまざまなタイプの吸水サニタリーショーツが販売されていますが、尿漏れの量が多い方におすすめのタイプがロングクロッチタイプ。吸水部分がお尻のほうまで長く設計されているので、その分、吸水量も多くなります。
ほかにも、お湯漏れと冷え性のお悩みを同時解決を目指せるハイウエストタイプや、フィット感を求める方におすすめのボーイレッグタイプ、股下が浅めにできているヒップハングタイプ、カットの深いハイレグタイプなど、多彩な吸水サニタリーショーツが販売されています。ご自身のお好みやお悩みに応じて商品選びをしましょう。
出産からしばらく経ってもお湯漏れがなくならない、膣トレを試してみても効果が分からない、もっと確実な効果がほしい…といった場合は、婦人科形成クリニックで受けられる膣縮小治療を検討してみてください。
最近ではヒアルロン酸注入やレーザー治療など、手術と比べると手軽に受けられる治療方法も登場しています。自宅でできる膣トレと比べるとお金がかかるのがデメリットですが、より効果的な改善が期待できます。
無料相談・メール相談を行っているクリニックも多いので、一度相談してみると良いでしょう。
東京の膣縮小クリニック
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なおえビューティー
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