膣縮小手術の流れ

  

レーザー治療や注入系の治療より確実で高い効果が得られる膣縮小手術。ですが、外科手術ともなれば不安も大きくなるはず。具体的な流れが分からないと、不安はなおさら大きくなります。こちらでは膣縮小手術の一般的な流れをまとめました。

膣縮小手術の治療の流れ

1.受診・問診表の記入

一般的なクリニックは予約制を採用していることがほとんどですので、事前の電話やメール予約を忘れないようにしましょう。クリニック到着後は受付を済ませたあと、問診票の記入が求められます。

この問診票をもとにカウンセリングを行うため、少し書きにくい悩みもきちんと記載するようにしましょう。また治療や術後の薬の処方などに関わるため、アレルギーや持病、服用中のお薬などがある方は、こちらも丁寧に記載するようにしてください。

2.カウンセリング

記入した問診票をもとに、医師やスタッフもしくはカウンセラーによるカウンセリングが行われます。悩みや症状をヒアリングして、膣縮小手術が最適な治療かを医師の目から判断してくれます。場合によっては触診が行われるケースも。

手術の内容や流れ、費用などの説明を聞いて実際に手術を受けると決心したなら、次は手術の日程を決めます。もちろん自宅に帰ってゆっくり検討しても構いません。後悔のないように慎重に判断しましょう。

またクリニックよっては手術を担当する医師がカウンセリングから一貫して対応してくれるところや、女性医師がカウンセリングを担当してくれるところもあります。デリケートな悩みを話すのに躊躇いがある…という女性は、そういったクリニックを選んだほうが安心できるかもしれません。

3.手術準備

手術当日は、クリニックを受診して再度説明を受けた後に手術室に案内されます。

着替えを済ませ、下着を外した状態で産婦人科の診察台のようなベッドに仰向けになり、足を広げた状態で手術を行っていきます。また、手術前にIラインのみ剃毛を行うこともあります。

4.麻酔

手術前に麻酔を行います。主に使用されるのは局所麻酔ですが、クリニックよっては静脈麻酔が用いられることも。どちらも手術中の痛みはありませんが、局所麻酔の場合は手術中も意識があるため、人によっては恐怖感を覚えてしまうかもしれません。

手術が怖い、不安…という女性は、眠ったままで施術が受けられる「静脈麻酔」や、ウトウトとした感覚のなかで施術が受けられる「笑気麻酔」を使用してもらえないか、医師に相談してみると良いでしょう。

5.手術

5-1.膣粘膜を切開する

麻酔が効いてきたら、手術を開始します。

まず最初に行われることは膣粘膜の切開です。膣の筋肉の上にある粘膜を、メスと医療機器を使って丁寧にはがしていきます。粘膜部分は傷の治りが良いため、手術後は傷あとはほとんど目立たなくなります。

5-2.糸を通して膣の筋肉を引き寄せる

続いて膣の奥の方から、筋肉部分に糸を通して膣の筋肉を引き寄せていきます。筋肉がきゅっと引き寄せられることで、膣のゆるみを効果的に改善できるのです。

また医療用の溶ける糸を用いれば、術後は徐々に吸収されてなくなるため抜糸を行う必要がありません。

5-3.糸を使って膣の筋肉を固定

膣の筋肉を引き寄せたら、その状態が続くような形で糸を結び、しっかり固定します。筋肉自体が引き寄せられているので、膣の収縮力は確実に高まり、奥から入口まで全体的に膣を引き締めることができます。

5-4.余分な膣の粘膜を切除

膣の筋肉を引き寄せて縮小させると、余分な膣粘膜が出てきてしまいます。その余った膣粘膜だけを丁寧に切除し、整えていきます。

5-5.縫合する

切除が完了したら、膣の粘膜部分も丁寧に縫合して手術終了です。縫合の良し悪しは傷の治りに影響を及ぼします。婦人科形成施術に長けた医師に担当してもらったほうが安心できるかもしれません。手術は全体で1~2時間半程度かかります。

6.術後説明・薬の処方

手術後はリカバリータイムをはさみ、また医師による術後の注意点や過ごし方などの説明を受けた後で帰宅できます。感染症を防ぐための抗生物質が処方されたら、医師の説明通りに服用してください。また麻酔が切れた後の痛みを抑えるために、痛み止めが処方されることもあります。

手術当日のお風呂はシャワーで済ませるようにしましょう。飲酒や運動は1週間後~、入浴は2週間後、性行為が行えるのは1か月後…が目安です。ただしレーザー治療など治療のタイプによってはダウンタイムも異なりますし、入浴制限や性生活ができるようになる期間にも違いがありますので、ご自身の希望を先生に伝えて治療方法を選んでいただきましょう。

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東京の膣縮小クリニック
3選

膣縮小術などの女性器形成の診療科目がある専門性の高いクリニックの中から女性院長がおり、患者1人1人の原因や状態に合わせた治療プランを提案することができる、施術種類の最も多い順にクリニックを紹介。(※2021年5月時点)
  • 2

    泌尿器医療を専門に施術し女性器の悩みを解決

    なおえビューティー
    クリニック

    泌尿器医療を専門に施術し女性器の悩みを解決

    喜田直江先生

    喜田直江先生

    引用元:
    なおえビューティークリニック
    https://www.naoe-clinic.net/clinic/dr/

    • 医師名:
      喜田直江先生
    • 対応施術:7種類
    • 住所:
      東京都中央区銀座5丁目5−1 ニュウ銀座千疋屋ビル 9F
    • 電話番号:
      03-5537-7560

    なおえビューティー
    クリニック
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  • 1

    女性器形成治療の実績豊富な院長先生が対応してくれる

    みどり美容クリニック

    女性器形成治療の実績豊富な院長先生が対応してくれる

    満行みどり先生

    みつゆきみどり先生

    引用元:
    みどり美容クリニック
    http://www.midocli-ladys.com/doctor/

    • 医師名:
      みつゆきみどり先生
    • 対応施術:9種類
    • 住所:
      東京都渋谷区広尾5-16-2 KITAMURA65KAN 3F
    • 電話番号:
      03-5789-1107

    みどり美容クリニック
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  • 3

    女性ならではの丁寧な気配りをおこなう

    銀座あゆみクリニック

    女性ならではの丁寧な気配りをおこなう

    増田あゆみ先生

    増田あゆみ先生

    引用元:
    銀座あゆみクリニック公式サイト
    https://www.ginza-ayumi-clinic.jp/clinic_information/doctor/index.html

    • 医師名:
      増田あゆみ先生
    • 対応施術:5種類
    • 住所:
      東京都中央区銀座3丁目2−11 GINZA SALONE 5F
    • 電話番号:
      03-3535-2020

    銀座あゆみクリニック
    公式サイトで相談する

【膣縮小治療について】
膣縮小治療には、膣縮小手術、レーザーや超音波などをあてる治療、ヒアルロン酸や脂肪などを注入する治療といった方法があります。人によって適した治療方法が異なり、治療によって得られる効果も個人差があります。
膣縮小手術:メスを使って膣内の皮膚や粘膜を切除し、ゆるくなってしまった膣を縫い合わせる治療です。
レーザーや超音波などをあてる治療:膣内にレーザーや超音波などをあてることでコラーゲンの生成を促し血行を促進させ、膣壁をふっくらさせる治療です。
ヒアルロン酸や脂肪などを注入する治療:膣にヒアルロン酸や脂肪などを注入して膣のゆるみを解消する治療です。

【未承認機器について】
膣縮小治療で用いられるVタイトニングレーザー、モナリザタッチ、パールフィラー等一部の機器や医薬品は、厚生労働省の未承認のものとなります。どの機器を用いるかは、クリニックや治療の種類によりますので、入手経路や、諸外国における安全性、また同一性能を有する国内の承認医薬品等の有無など、ご不明な点については各医院・クリニックに直接ご確認をお願い致します。

【膣縮小治療の施術の費用や期間、リスク・副作用等について】
膣縮小治療は基本的に自由診療となるため、治療費は全額自己負担となります。
膣縮小治療の費用相場:膣縮小の施術は1回あたりの平均費用は200,000円~500,000円。症状によって治療内容が異なるため、費用も異なります。詳細はクリニックに直接お問い合わせください。
完了までの期間:治療方法によって完了までの期間は異なります。膣縮小手術は、1回の施術で半永久的な効果が期待できますが、手術になりますので約1か月ほどのダウンタイムがあります(個人の状態によりダウンタイム期間は異なります)レーザーや超音波などをあてる治療について、機器により治療期間や回数は異なります。ヒアルロン酸や脂肪などを注入する治療は、1回の施術で効果は現れやすいですが、個人差があります。
膣縮小治療のリスクや副作用:治療による、痛みや出血または内出血、施術直後の腫れや火傷などのリスクがあります。麻酔を行う際には、アレルギー症状が出る可能性もあり、また手術を行う場合には、傷跡が残る可能性もございます。くわしくは受診される医院・クリニックにご質問ください。