出産経験や体質、加齢などさまざまな理由により、膣がゆるむことがあります。入浴の際にお湯が中に入りやすくなったり、パートナーに悪い印象を与えるのではないかと不安になったりして悩む人も少なくありません。
ここでは、女性が人に相談しにくい悩みのひとつ「膣のゆるみ」に関して、さまざまな手術法と治療法を紹介していきます。
膣治療では、肛門側の壁を引き締めながらヒダをつくる「膣縮小」という施術を行います。内部が狭くなるので中の圧力を強めることが可能です。
自分だけでなく、パートナーの感度が向上。またお湯や空気が入りにくくなるので、細菌性膣症を防止できます。
膣縮小の治療法は、超音波・注入・外科手術の3種類あります。しかし「体にメスを入れるのは怖い…」と思う人も多いでしょう。そこで「超音波」と「注入」によって膣を縮小できる治療法についてまとめました。
デリケートな部位にメスを入れる治療を避けたい人におすすめなのが、「切らない施術」。 超音波をあてる治療と、ヒアルロン酸や脂肪などを使って膣壁を厚くする注入治療から選べます。
治療によって、費用や施術時間、メリット・デメリットは異なるもの。「効果が長く続く治療が良い」「施術費用の安さで選びたい!」など、希望とマッチした「切らない施術」を見つけられるように、主要な引き締め方法を比べてみました。
ヒアルロン酸注入 | |||
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費用 | 施術時間 | ダウンタイム | メリット・デメリット |
15~25万円 | 10分 | 7日間 |
メリット:性行為も当日から可能で、即時に効果を実感 デメリット:効果の持続期間が短く、繰り返し施術を受けないと元に戻ってしまう |
脂肪注入 | |||
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費用 | 施術時間 | ダウンタイム | メリット・デメリット |
15~25万円 | 10分 | 7日間 |
メリット:性行為も当日から可能で、即時に効果を実感 デメリット:効果の持続期間が短く、繰り返し施術を受けないと元に戻ってしまう |
パールフィラー | |||
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費用 | 施術時間 | ダウンタイム | メリット・デメリット |
45万円~ | 10分 | 7日間 |
メリット:効果は半永久的で、即時に効果を実感 デメリット:施術できるクリニックが少ない |
ハイドロフィラー | |||
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費用 | 施術時間 | ダウンタイム | メリット・デメリット |
25万円~ | 10分 | 7日間 |
メリット:効果は2年と長くコスパも◯。即時に効果を実感 デメリット:施術できるクリニックが少ない |
ビビーブ | |||
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費用 | 施術時間 | ダウンタイム | メリット・デメリット |
20数万~35万円 | 30分 | 7日間 |
メリット:痛みがなく麻酔の必要もなし。自身のコラーゲンを増やして膣内を盛り上げる デメリット:効き目が現われるのは1カ月後から。閉経後の人の治療には向かない |
Vタイトニングレーザー | |||
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費用 | 施術時間 | ダウンタイム | メリット・デメリット |
20万円弱 | 15~30分 | 3日間 |
メリット:膣全体を引き締めることができ自身のコラーゲンを生成。即時に効果を実感でき、尿もれ改善効果も高い。効き目も2~3年と長く費用も安い デメリット:施術できるクリニックが少ない |
3Dタイトニング・4Dタイトニング | |||
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費用 | 施術時間 | ダウンタイム | メリット・デメリット |
24万円強 | 15~30分 | 3日間 |
メリット:膣壁の細胞にさまざまな角度から刺激を与えて引き締めます。 デメリット:施術できるクリニックが少ない |
ヒアルロン酸注入 | 費用 | 15~25万円 | 施術時間 | 10分 | ダウンタイム | 7日間 | メリット・デメリット |
メリット:性行為も当日から可能で、即時に効果を実感 デメリット:効果の持続期間が短く、繰り返し施術を受けないと元に戻ってしまう |
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脂肪注入 | 費用 | 30万円前後 | 施術時間 | 30分~2時間 | ダウンタイム | 7日間 | メリット・デメリット |
メリット:自身の脂肪を利用するので安全で即時に効果を実感 デメリット:ヒアルロン酸よりは長持ちするが持続期間は長くない |
パールフィラー | 費用 | 45万円~ | 施術時間 | 10分 | ダウンタイム | 7日間 | メリット・デメリット |
メリット:効果は半永久的で、即時に効果を実感 デメリット:施術できるクリニックが少ない |
ハイドロフィラー | 費用 | 25万円~ | 施術時間 | 10分 | ダウンタイム | 7日間 | メリット・デメリット |
メリット:効果は2年と長くコスパも◯。即時に効果を実感 デメリット:施術できるクリニックが少ない |
ビビーブ | 費用 | 20数万~35万円 | 施術時間 | 30分 | ダウンタイム | 7日間 | メリット・デメリット |
メリット:痛みがなく麻酔の必要もなし。自身のコラーゲンを増やして膣内を盛り上げる デメリット:効き目が現われるのは1カ月後から。閉経後の人の治療には向かない |
Vタイトニングレーザー | 費用 | 20万円弱 | 施術時間 | 15~30分 | ダウンタイム | 3日間 | メリット・デメリット |
メリット:膣全体を引き締めることができ自身のコラーゲンを生成。即時に効果を実感でき、尿もれ改善効果も高い。効き目も2?3年と長く費用も安い デメリット:施術できるクリニックが少ない |
3Dタイトニング・4Dタイトニング | 費用 | 24万円強 | 施術時間 | 15~30分 | ダウンタイム | 3日間 | メリット・デメリット |
メリット:メリット:膣壁の細胞にさまざまな角度から刺激を与えて引き締めます。 デメリット:施術できるクリニックが少ない |
膣にヒアルロン酸を注入し、ゆるみや乾燥といったさまざまな膣トラブルを解消する施術法です。
特徴は効果の即効性。施術直後から改善効果を実感することができます。「メスを用いない」「痛みやダウンタイムがほとんどない」「施術がスピーディー」、「他の膣縮小術に比べると費用が安い」といったメリットもあり、気軽に受けられるのが魅力です。
自分自身の脂肪を膣壁に注入し、膣のゆるみを改善する「脂肪注入法」。感触に違和感がない自然な仕上がりが期待できる施術法です。
薬剤を使わずに自分自身の脂肪細胞を使用するため、アレルギー反応や副作用のリスクがほとんどありません。メスを使わないので、ダウンタイムが短く、傷跡が残らないのも嬉しいポイント。体への負担が少ない施術が受けたい方にとくにおすすめです。
注入系の膣縮小治療の中で、とくに持続時間が長くコスパに優れているのがパールフィラーとハイドロフィラーです。
パールフィラーはヨーロッパと韓国で人気の高い施術。鼻やアゴの形の離隔形成でも使用しているものをすることで、注入法ながら半永久的な効果を期待できます。
ハイドロフィラーは、定着しにくく効果が長続きする膣内専用のヒアルロン酸を注入する治療。およそ2年効果が続きます。
高周波エネルギーを使って、膣の入り口側を引き締めます。膣内のコラーゲン生成を促す効果があり、自分自身のコラーゲンによって膣壁をふっくらさせることができる治療法です。親指サイズのチップを膣に挿入すると、子宮口近くまでの広範囲に照射することが可能に。外科手術では難しい奥深くも引き締めることができる治療法です。
膣の引き締めだけでなく、尿モレや黒ずみなどデリケートゾーンのさまざまな悩みを改善できる治療法です。約60度の熱エネルギーを照射できるレーザー機器を使用。小陰唇や膣の入り口、粘膜にレーザーをあてて、コラーゲンを生成させます。膣細胞だけではなく筋肉、骨盤まわりにも働きかけることが可能で、膣全体を引き締めてくれます。
3Dタイトニングと4Dタイトニングは、どちらも「エルビウムヤグレーザー」と「ネオジウムヤグレーザー」の2種類を使って行なう膣引き締め治療のことです。膣壁の細胞にさまざまな角度から刺激を与えて引き締めます。
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直径1cmほどのチップを膣に挿入して、高周波を照射。熱が加わることで、コラーゲンの生成や血行を促進します。膣のゆるみはもちろん、尿漏れやかゆみ、においなど気になるデリケートゾーンの悩みを解決できる治療です。世界800以上の施設で行われているポピュラーな治療です。
粘膜の奥深くまで熱エネルギーを届けることができる女性器治療機器を使用しています。以前は外科手術以外では不可能だった筋層の引き締めが可能に!麻酔を使わなくても痛みを感じることが少なく、粘膜表面を傷つけずにたるみを解消できます。熱が加わることでコラーゲンが生成されて、膣をふっくらと厚みのある状態へ導く治療法です。
顔のたるみ治療・リフトにも使われている「フラクショナル炭酸ガスレーザー」の仕組みを応用して、膣内環境を改善する治療法です。膣内にレーザーが照射されることで、細胞が活性化。コラーゲンの生成や血行促進に繋がり膣内がふっくらするだけでなく、潤滑も回復するので乾燥によるかゆみ、性交時の痛みが軽減されます。
レーザーや注入法による膣縮小治療は体への負担が少ない一方、数年のスパンで効果がなくなる場合があり、同じ施術を繰り返し受ける必要があります。1度の治療で半永久的な効果を得たい人は、切る治療によって膣の形を整える方法がおすすめです。
切る施術はメスだけでなく、レーザーでも可能。それぞれの費用やメリット・デメリットなどを比べてみましょう。
膣縮小手術 | |||
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費用 | 施術時間 | ダウンタイム | メリット・デメリット |
60~100万円 | 40分~3時間 | 1~2カ月 |
メリット:半永久的に続く確実な効果が望める。一度の施術で確実な効果が出る デメリット:1回で済むが費用がかかる上、麻酔が必要でダウンタイムも長い |
LVR手術 | |||
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費用 | 施術時間 | ダウンタイム | メリット・デメリット |
40~80万円 | 1~3時間 | 1~2カ月 |
メリット:ビビーブや注入法より効果が持続する。一度の施術で効果が出る デメリット:所要時間、ダウンタイムが長くメスを使用した手術ほどの効果の持続はない |
膣縮小手術 | 費用 | 15~25万円 | 施術時間 | 10分 | ダウンタイム | 7日間 | メリット・デメリット |
メリット:性行為も当日から可能で、即時に効果を実感 デメリット:効果の持続期間が短く、繰り返し施術を受けないと元に戻ってしまう |
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LVR手術 | 費用 | 40~80万円 | 施術時間 | 1~3時間 | ダウンタイム | 1~2カ月 | メリット・デメリット |
メリット:ビビーブや注入法より効果が持続する。一度の施術で効果が出る デメリット:所要時間、ダウンタイムが長くメスを使用した手術ほどの効果の持続はない |
メスを使用して膣内の皮膚や粘膜を切除し、広がった膣を狭くする治療法です。状態によっては括約筋もあわせて縫合することも。
レーザーや注入法など「切らない治療」を受けたことのある人が多いそうです。充分な効果を感じられなかった場合に辿りつく場合がほとんどで、クリニックによっては、まずレーザーや注入法を勧めることも。半永久的に効果が続くため、繰り返し膣縮小治療を行うことに抵抗を感じる人に向いています。
メスではなく、レーザーによって切開・縫縮する治療法です。子宮口手前までレーザーで切開してゆるみの原因となる余分な粘膜を切除。粘膜と周辺の筋肉も一緒に縫合することで、膣全体を引き締めます。
メスを用いた手術と比べてダウンタイムが短く、ビビーブや注入法などの「切らない治療」よりも効果が長持ち。施術直後から引き締め効果を感じられます。
腹圧性尿失禁とは、笑う・くしゃみ・咳といったことをしたり、立ち上がったりして、お腹に力がかかった拍子におしっこが漏れてしまう症状であり、また様々な原因によって発症する病気です。
参照元:女性の健康推進室ヘルスケアラボ,「女性泌尿器疾患・骨盤臓器脱(尿もれ、頻尿、性器脱)」[online](2019年10月2日参照)
妊娠・出産や更年期、加齢、手術の後遺症、さらに肥満など色々な原因によって、骨盤底の筋肉が弱くなって機能が低下すると、膀胱や子宮、尿道といった臓器の周囲にある靱帯がゆるんでしまいます。すると、ちょっとした圧力がかかっただけでも簡単に尿漏れしてしまうようになります。
そのため、腹圧性尿失禁を改善しようとすれば、まず原因を正しく確かめて、それに応じた治療をすることが不可欠です。
なお、尿漏れには腹圧性尿失禁の他にも、脳や神経の機能障害によって引き起こされる切迫性尿失禁、両者の特徴を合わせた混合性尿失禁、さらに排尿機能の異常・障害が原因の溢流性尿失禁など、複数の種類が考えられます。
参照元:女性の健康推進室ヘルスケアラボ,「女性泌尿器疾患・骨盤臓器脱(尿もれ、頻尿、性器脱)」[online](2019年10月2日参照)
腹圧性尿失禁では、まずどうして骨盤底筋が弱ってしまったのか、その原因を考えます。
例えば、加齢や更年期が原因でホルモンバランスが狂い、骨盤底筋の筋力が低下しているのであれば、骨盤底筋訓練によって筋力向上が目指されるでしょう。
肥満は腹圧性尿失禁を悪化させると知られており、ダイエットで症状が改善することもあります。また、薬物療法も存在します。
しかし、妊娠・出産や手術の合併症によって骨盤底筋が傷ついていたり、いっそ完全に周辺の臓器を支えられなくなっていれば、手術による治療が必要です。
参照元:東京女子医科大学東医療センター骨盤底機能再建診療部,「タイプ別で見る」[online](2019年10月2日参照)
腹圧性尿失禁の治療には、保険適応の手術から自由診療の手術、さらにレーザーを使った「切らない治療」もあり、まずは自分にとってどれがベストなのか医師に相談しなければなりません。
TVT手術は、骨盤底筋が弱まって緩んでしまった靱帯の代わりに、ポリプロピレンで作られたテープを体に埋め込んで、物理的に膀胱や尿道を支える方法です。
1990年頃から世界中で行われてきた手術であり、治療効果も高いとされる反面、周辺臓器を傷つけて深刻な合併症を起こすリスクもあります。
TOT手術は、TVT手術と似ていますが、テープを重要な臓器が存在しない場所へ埋め込むという点がTVT手術とは異なります。そのため、TVT手術よりも合併症リスクを抑えられていますが、一方で支える力がTVT手術よりも弱く、重症患者にはあまり効果を期待できません。また、臓器損傷のリスクは低いものの、神経損傷のリスクはあり、注意が必要です。
なお、TVT/TOT手術はともに日本国内で保険適応の手術です。
参照元:高知大学公式サイト,「高知大学医学部泌尿器科学講座」,「尿失禁根治手術 (TVT手術/TOT手術)」[online](2019年10月2日参照)
SNMは電気信号を発する機械をお尻に埋め込んで、膀胱や尿道の運動をコントロールする治療法です。難治性の失禁でも治療できる上、2017年9月からは保険適応にもなりましたが、TVT/TOTとは根本的に質が異なり、自分が手術適応かは医師に診断してもらわなければなりません。
参照元:西日本新聞(online版, 2018年1発29日付),「「尿漏れ」SNM手術に保険適用 自己負担6万円「うそのように楽になった」[online](2019年10月2日参照)
腹圧性尿失禁の自由診療の手術としては、TVTの治療効果とTOTの安全性に配慮されているという2つのメリットを兼ね備えたTSF手術や、医療用レーザーを照射して骨盤底筋を活性化させる「切らない尿漏れ治療」なども存在します。
ただし、TSF手術は高度な技術を要する上、2019年10月時点ではまだ保険適応の対象外となっています。
また、レーザー治療はテープなどの異物を挿入しない上、メスを使わないので副作用のリスクがほとんどなく、施術時間も短いなど、メリットの多い治療です。しかしその反面、一度の施術で完治を目指すことは難しく、定期的に治療しなければならないというデメリットもあります。
参照元:佐井泌尿器科・皮フ科クリニック公式サイト,「膣・尿失禁治療レーザー」[online](2019年10月2日参照)
東京の膣縮小クリニック
3選
泌尿器医療を専門に施術し女性器の悩みを解決
なおえビューティー
クリニック
泌尿器医療を専門に施術し女性器の悩みを解決
喜田直江先生
引用元:
なおえビューティークリニック
https://www.naoe-clinic.net/clinic/dr/
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引用元:
みどり美容クリニック
http://www.midocli-ladys.com/doctor/
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引用元:
銀座あゆみクリニック公式サイト
https://www.ginza-ayumi-clinic.jp/clinic_information/doctor/index.html