くしゃみをしたときや笑ったときなど、ふとしたときに生じる不快な尿漏れ。女性に多い悩みの1つで、なかには尿漏れが気になって外出が億劫になってしまう方も。こちらでは尿漏れに悩まされる女性の声や尿漏れのタイプ・原因などをまとめました。
お腹に力を入れたり、咳やくしゃみをしたりすると尿漏れしてしまいます。量はそれほど多いわけではなく、毎回ちょっとだけ漏れる感じですが、下着が尿で湿った感じが不快でたまりません。尿漏れパッドをつけていますが、根本的な対策にはならず…。どうにかしたいと悩んでいます。
さっきトイレに入ったばかり、というタイミングでも「あっ」と感じることがあります。最近では尿漏れが心配で好きだった旅行が億劫になったり、臭いが気になってそわそわしてしまったり…これでは日常生活もままなりません。いろいろと支障が出てしまって困っています。
大笑いしたときに少しだけおしっこが漏れてしまったり、急いでトイレに行ったのに少しだけ間に合わなかったりすることが増えてきました。今までは尿漏れなんてまったくなかったのに、なんで…と困惑しています。年齢のせい?それとも膣や膀胱のゆるみのせいでしょうか…。
尿漏れにはいくつかの種類がありますが、とくに多いのは「腹圧性尿失禁」と「切迫性尿失禁」の2種類です。また、両方の症状が見られる場合は「混合型尿失禁」と呼ばれ、閉経期の女性に多くみられます。それぞれの症状の特徴を詳しく見ていきましょう。
女性の尿漏れで最も多いのは、この「腹圧性尿失禁」です。咳やくしゃみをしたとき、笑ったとき、また重たい荷物を持ち上げたときや走ったときなど、お腹に力を入れるタイミングで尿が漏れてしまうのが腹圧性尿失禁の特徴です。
出産経験のある女性に多い症状で、腹圧性尿失禁に悩んでいる方には出産経験者が多いようです。不意な尿漏れに悩んでいる場合は、腹圧性尿失禁を疑ってみると良いでしょう。
主な原因は骨盤底筋がゆるくなって、尿道を絞める力が弱まってしまったこと。骨盤底筋がゆるんでしまう要因は出産や加齢、肥満、女性ホルモン濃度の低下や乱れが挙げられます。なかでも出産は骨盤底筋に大きな負担がかかる行為のため、出産経験のある女性はとくに腹圧性尿失禁が生じやすいのです。
とくに難産だった場合や、子どもを2人以上出産している場合は骨盤底筋に負担がかかった時間が長くなりますから、骨盤底筋がゆるみやすく、尿漏れに悩まされる可能性が高くなります。
腹圧性尿失禁自体は、膀胱や尿道の機能に問題があるわけではありません。ゆるんだ骨盤底筋を鍛えて、尿道や肛門をしっかり絞める力をつければ尿漏れを改善することができます。骨盤底筋を鍛えるためには自宅で簡単にできる「骨盤底筋体操」がおすすめです。
骨盤底筋体操をしても効果が感じられない場合は医療機関で相談するのが◎です。お湯漏れや性行為の満足度の低下など膣のゆるみも同時に気になっている場合は、膣縮小治療を検討してみるとよいでしょう。最近では手軽に行えるレーザー治療や注入系の施術もありますよ。
また、最近では尿漏れパッドや吸水ケア専用アイテムなどさまざまな商品が登場しており、下着が濡れた時の不快感や気になる臭いを軽減できます。ストレスもぐっと減るので、ぜひ検討してみてくださいね。
突然強い尿意が生じるのが切迫性尿失禁の特徴。通常は尿意を感じてもトイレに着くまで漏れないようにコントロールできますが、切迫性尿失禁では上手くコントロールができません。そのため、すぐにトイレに向かっても間に合わなかったり、ドアを閉めたり下着を下ろしたりしている最中に漏らしてしまったりすることもあります。
尿意を感じるタイミングは水の音を聞いたとき、冷たいものに触れたときなど人によってさまざま。決まったタイミングがなく、急な尿意に悩まされる女性も多いようです。
通常、尿意のコントロールは無意識に行っており、ガマンするときは膀胱を広げて排尿するときは膀胱を縮めることでコントロールしています。切迫性尿失禁はこのコントロールが上手くできず、膀胱が勝手に収縮してしまい、尿が漏れるのです。
男性の場合は前立腺肥大症、女性の場合は膀胱瘤や子宮脱などの骨盤臓器脱が原因として考えられますが、原因がハッキリとしないケースもあります。
軽度の場合はトイレに行く間隔を少しずつ伸ばしていく「膀胱トレーニング」で改善が期待できます。尿を溜めてからトイレに行く習慣を身につけることで、膀胱が本来の機能を取り戻し、症状を改善できる可能性があります。
医療機関を受診して治療する場合は、膀胱が勝手に収縮してしまうのを抑える「抗コリン薬」を使った服薬治療が一般的。また、骨盤底筋トレーニングやトイレをガマンする膀胱訓練といった行動療法も併用されます。
まずは専門機関を受診して、医師に相談してみるのが良いでしょう。
一般的に、男性よりも女性のほうが尿漏れが起きるケースが多いとされています。2018年に花王株式会社が行った調査では、アンケートに回答してくれた成人女性(20~70代)のうち約63%が「尿漏れの経験あり」と答えています。つまり2人に1人以上の女性が尿漏れの経験があるということ。
女性に多い理由は、男性と比べると尿道が短く約3~4cmしかないこと。また尿道を絞めたりゆるめたりする骨盤底筋群が、男性よりも低いことが原因として挙げられます。
年齢を重ねるにつれて、骨盤底筋といった尿道まわりの筋肉がゆるんだり硬直したりするため、尿漏れや頻尿に悩み始める方が多いようです。
とくに女性の場合、更年期にさしかかって女性ホルモンの量が低下し、さまざまな不調が出やすい時期。尿漏れもその1つです。咳をしたりくしゃみをしたときに少しだけ漏れてしまう程度なら、あまり心配する必要はありません。むしろ悩み過ぎてストレスにならないようにしましょう。
下着が濡れるのが不快、臭いが気になる…という場合は、吸水パッドやパンティライナーといった専用アイテムを利用するのがおすすめです。尿をすぐに吸収してサラサラの状態を維持できますし、消臭効果もあるため臭いも気になりません。
尿漏れが気になる女性のなかには生理用ナプキンを代用する方もいますが、あまりおすすめできません。生理用ナプキンはあくまで経血を吸収するものとして開発されているため、尿の吸収や消臭には向いていないのです。
吸水パッドは尿漏れ用に作られていることから、薄いながらも漏れる心配がありません。パンツを履いた時のラインが気になる場合には、パンティライナーや吸水ナプキンを活用するなどタイミングに応じて上手く使い分けると良いでしょう。
尿意は、尿道や肛門を絞める「骨盤底筋」という筋肉によってコントロールされています。尿漏れを改善したいなら、骨盤底筋をきたえて筋肉のゆるみを解消しましょう。
自宅で簡単にできるトレーニングなら「骨盤底筋体操」がおすすめです。方法はさまざまですが、とくに簡単なものは「足を肩幅にひらいて身体の力をぬく」→「膣と肛門をきゅっと引き締めて5秒間キープしゆるめる」を10回繰り返すだけ。尿漏れ予防なら1日3セット、尿漏れ改善なら1日5セットを目標にしましょう。
「骨盤底筋体操を試しても効果がない…」「尿漏れが気になって外出すら億劫」といった場合は、勇気を出してクリニックで相談するのがベストです。最近では女性専門の泌尿器科や排尿トラブル専門機関も登場しています。
また膣のゆるみといった症状もある場合は、膣縮小治療を検討するのがおすすめ。膣を引き締めることで、尿漏れも改善できる可能性があります。注射系やレーザー治療などメスを使わない膣縮小治療もあるので、まずは気軽に婦人科形成クリニックを受診してみてくださいね。
東京の膣縮小クリニック
3選
泌尿器医療を専門に施術し女性器の悩みを解決
なおえビューティー
クリニック
泌尿器医療を専門に施術し女性器の悩みを解決
喜田直江先生
引用元:
なおえビューティークリニック
https://www.naoe-clinic.net/clinic/dr/
女性器形成治療の実績豊富な院長先生が対応してくれる
みどり美容クリニック
女性器形成治療の実績豊富な院長先生が対応してくれる
みつゆきみどり先生
引用元:
みどり美容クリニック
http://www.midocli-ladys.com/doctor/
女性ならではの丁寧な気配りをおこなう
銀座あゆみクリニック
女性ならではの丁寧な気配りをおこなう
増田あゆみ先生
引用元:
銀座あゆみクリニック公式サイト
https://www.ginza-ayumi-clinic.jp/clinic_information/doctor/index.html