タンポンを使っているのに経血が漏れてししまうことがある…という女性に向けて、考えられる原因をまとめました。
タンポンとは膣のなかに挿入して使うタイプの生理用品。経血が膣外に排出される前に吸収してくれるため、血が漏れてパンツが汚れてしまう…といった不安はありません。でも、正しい使い方をしていないと、タンポンをしているのに経血が漏れてしまうケースがあります。キーワードは「位置・サイズ・時間」の3つ。こちらではタンポンをしているのに経血が漏れる原因を詳しく見ていきましょう。
タンポンには、実は正しい挿入位置があります。それは子宮の手前あたり。膣の半ば~子宮口は感覚の鈍い”無感覚ゾーン”になっているので、正しい位置にタンポンが入っていれば痛みや異物感を感じることはありません。正しい位置に挿入で来ていない場合は違和感があったり、痛みを感じたりします。その場合は、新しいタンポンでもう一度挿入し直しましょう。
なかには「子宮に入ってしまうのでは…」と不安に思う女性もいますが、子宮口は直径2~3mm程度の大きさしかないためタンポンが入ってしまう心配はありません。
タンポンを正しく挿入するためには、リラックスした状態で適切な姿勢を取ることが大切です。挿入時は、立って片足を椅子や便座に乗せるか、しゃがんだ姿勢で膣にタンポンを挿入するとスムーズに入れやすくなります。膣の奥に入り異物感がなくなるポイントが正しい位置になります。
タンポンを挿入する際は力を抜き、膣の方向に沿って斜め上に向けるように入れるのがコツです。無理に押し込むと不快感を感じやすくなるので、ゆっくりとリラックスして行うことを心がけましょう。
タンポンは正しい位置に挿入しても、膣内での向きや体勢によって吸収が不十分になることがあります。挿入後、違和感がある場合は向きが正しくない可能性があるため、一度取り出して再挿入するか、角度を調整してみましょう。
また、タンポンには吸収量の限界があります。吸収量が限界に達すると、タンポンが膣内にあっても経血が漏れ始めます。経血が多い日は、1~2時間ごとにタンポンを交換するなど、頻繁に取り換えることで漏れを防ぐことができます。
生理用ナプキンの大きさが異なるように、タンポンにも大きさがあります。「とくに多い日用」「多い日用」「普通の日用」「少ない日用」…というように、経血量にあわせてさまざまなサイズがあるのです。
そのため、2日目の経血量が多い日に少ない日用をタンポンを使用していたら経血を吸収しきれず、漏れてしまう可能性があります。また、すぐに吸収量いっぱいになってしまって、想定よりも短い時間しか装着できない可能性も。
かといって、常に多い日用を使っていればいいわけではありません。経血量が少ないタイミングで多い日用のタンポンを使ってしまうと、タンポンを抜き取る際に膣が擦れて痛みを感じる可能性があります。必ず、タイミングや経血量にあわせたサイズを使用するようにしてくださいね。
経血量は生理の初日から終了日までで変化するため、タンポンのサイズや種類を生理の各段階で使い分けることが重要です。初日や2日目の経血が特に多い場合は、「多い日用」や「特に多い日用」のタンポンを使用し、経血が少なくなってきた終盤には「普通の日用」や「少ない日用」に切り替えましょう。
サイズが合わないと、膣の中で浮いてしまい、漏れやすくなる原因となります。経血量に合わせたタンポンを使用することで、快適に過ごすことができます。
生理用ナプキンを使用する場合は見た目で「いっぱい」というのが分かるので、交換のタイミングが分かりやすいですよね。一方、タンポンは目には見えないので「いっぱい」が分からず、長時間入れっぱなしにしてしまうことも…。
でも、タンポンを長時間使用していると経血を吸収しきれず、漏れてしまう可能性があります。また非常にまれですが、タンポンの長時間使用は「トキシックショック症候群」という急性疾患の原因にもなり得ます。
商品のパッケージに記載されている使用時間をきちんと守り、とくに量が多い日はこまめに取り換えるのが◎です。
タンポンを使用していても、経血が漏れてしまうことに気づかない場合があります。特に多い日には、タンポンが吸収しきれないこともありますので、漏れのチェックが大切です。
漏れを確認するためには、定期的にタンポンのひもを軽く引いて確認してみる方法が有効です。ひもが濡れている場合、吸収量が限界に達している可能性が高いので、すぐに交換しましょう。また、タンポンと一緒に薄手のナプキンや吸水ショーツを併用することで、万が一の漏れにも対応でき、安心して過ごせます。
タンポンの使用上の注意は守っているのに経血漏れが起こる…という場合は、実は膣のゆるみが原因かもしれません。正しい位置に挿入したはずのタンポンが下がってきてしまい、きちんと経血を吸収しきれないのです。
「尿漏れが気になるようになった」「性行為中、膣の締まりがないとパートナーに指摘された」「お風呂からあがると膣からお湯が出てくる」などに思い当たる場合、膣がゆるんでいる可能性が大きいでしょう。
膣がゆるんでいる場合、経血が漏れてくるだけでなく、タンポン自体が抜け落ちてしまうこともあるそう。個人差はありますが、抜ける感覚がない場合もあり、外出中に大惨事…といったことになりかねません。不安な場合は、タンポンと生理用ナプキンを併用するのがおすすめです。
経血漏れが気になる場合は、タンポンだけでなく、他の生理用品との併用も検討しましょう。例えば、タンポンと生理用ナプキンを併用することで、タンポンが吸収しきれなかった経血をナプキンがキャッチし、漏れを防げます。また、最近では吸水ショーツも人気です。吸水ショーツを着用すれば、タンポンだけでは不安な外出時にも安心して過ごせるでしょう。
外出時や夜間など、交換のタイミングが掴みにくい場合は、これらの併用が特に有効です。経血量やタイミングに応じて、最適な組み合わせを選んでください。
産後直後や膣のゆるみの程度が弱い場合は、膣まわりの筋肉を鍛える骨盤底筋体操を試してみると良いでしょう。
出産からしばらく経っていたり、膣のゆるみが強い場合は婦人科形成クリニックで受けられる膣縮小治療を検討するのがおすすめです。最近ではレーザー治療や注入系の治療など手軽に受けられる治療法も登場しています。ぜひ一度検討してみてくださいね。
激しい運動や姿勢の変化も、タンポンが漏れやすくなる原因です。運動中は体を激しく動かすため、タンポンの位置がずれやすくなり、漏れが発生することがあります。特にヨガや筋力トレーニングなど、体を伸ばす動きが多いときには、経血が漏れやすくなることがあるので注意が必要です。
運動時や長時間座る場合は、タンポンを挿入した後に適切な位置に収まっているか確認し、必要に応じてナプキンを併用すると安心です。経血量が多いときはこまめに取り替えることも忘れないようにしましょう。
タンポンを正しい位置、正しい使用方法で使っているにも関わらず大量に経血が漏れる場合は「過多月経」という病気の可能性があります。過多月経はその名の通り、月経時の経血が過多な症状のこと。日常生活に支障が出てしまうほどの量で、貧血になってしまうケースもあります。
一般的な経血量は20~140mLですが、過多月経の場合は140mL以上にも及ぶそう。原因はストレスの影響や女性ホルモンの乱れ、また子宮筋腫や子宮腺筋症といった病気が考えられます。
でも、経血量は他人とは比較できないもの。自身の経血量が”過多”なのか、判断するのは難しいかもしれません。もしかしたら…と思ったら医療機関で相談するようにしてください。
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