「以前より膣がゆるくなった気がする」「出産後から締まりが変わった」「お風呂のお湯が膣に入りやすくなった」などの変化があると、「膣縮小治療を受けたほうがいいのでは?」と不安になる方もいるでしょう。
しかし、膣のゆるみを感じるからといって、必ず膣縮小手術やHIFU、レーザーなどの治療が必要になるわけではありません。
膣の感覚には個人差があり、出産後の変化や骨盤底筋の機能などが関係している場合もあります。一方で、尿漏れや痛み、膣の乾燥、膣から何かが下がってくるような感覚などを伴う場合は、単純な「膣のゆるみ」とは別の状態が関係している可能性もあります。
この記事では、膣のゆるみについて、様子を見ながら経過を確認することも考えられるケースと、医療機関への相談を検討したいケースを整理します。また、治療を検討するときに確認したいポイントについても解説します。
「膣がゆるい」という感覚だけで、治療が必要かどうかを判断することはできません。
膣のゆるみについて考えるときは、単に「以前より締まりが弱くなった気がする」という感覚だけではなく、次のような点を確認することが大切です。
症状や原因によっては、経過を見たり、骨盤底筋へのアプローチなど保存的な方法を検討したりする場合もあります。
| 状態 | 考え方 |
|---|---|
| ゆるみを感じるが、生活上の支障やほかの症状は特にない | 状態を見ながら経過を確認することも選択肢 |
| 軽い尿漏れなどがある | 尿漏れの種類を確認し、骨盤底筋訓練などが検討される場合がある |
| 乾燥・性交痛・かゆみなどがある | 膣のゆるみ以外の原因も含めて確認する |
| 膣から何か出る・下がる感じがする | 骨盤臓器脱などの可能性も含めて医療機関へ相談する |
| 日常生活や性生活への影響が大きい | 原因を確認したうえで治療の必要性や選択肢を相談する |
「膣がゆるい=膣縮小治療が必要」と考えるのではなく、まず困っている症状やその背景を整理しましょう。
膣のゆるみを感じても、痛みや出血、排尿・排便トラブルなどがなく、生活への影響が小さい場合は、すぐに膣縮小治療を選ぶのではなく、状態を見ながら過ごすことも考えられます。
ただし、症状の感じ方や背景には個人差があります。少しでも不安がある場合は、治療を前提とせず医療機関へ相談することもできます。
「以前と比べると締まりが変わった気がする」という感覚はあっても、次のような症状がなく、日常生活で特に困っていない場合があります。
このような場合、必ずしも「早く治療を受けなければならない」と考える必要はありません。
膣縮小治療は、違和感を覚えたから受けるものではなく、何に困っていて、その原因に対して治療が適しているのかを確認してから検討することが大切です。
妊娠・出産では膣や骨盤底へ負担がかかるため、出産前と比べて膣の締まりや感覚が変わったと感じる場合があります。
ただし、産後の身体の状態は、出産からの期間、分娩方法、会陰や骨盤底への影響などによって異なります。
そのため、「出産後に膣がゆるくなったから、すぐに膣縮小治療を受ける」と考えるのではなく、産後の回復状態や尿漏れなどほかの症状も含めて確認することが大切です。
とくに今後も妊娠・出産を予定している場合は、治療方法や治療時期について医師へ相談しましょう。
膣のゆるみとともに、咳やくしゃみ、運動時などの軽い尿漏れが気になっている場合は、骨盤底筋の機能が関係していることがあります。
日本泌尿器科学会では、咳やくしゃみ、運動など腹圧がかかった際に尿が漏れる「腹圧性尿失禁」について、軽い場合には骨盤底筋訓練による改善が期待できると説明しています。
そのため、症状によっては最初から手術や照射治療を検討するのではなく、骨盤底筋へのアプローチなど保存的な方法から検討される場合があります。
ただし、骨盤底筋訓練をすれば、あらゆる「膣のゆるみ」が改善するという意味ではありません。尿漏れにも複数の種類があり、原因によって必要な治療は異なります。
参照元:日本泌尿器科学会「尿が漏れる・尿失禁がある」
参照元:日本排尿機能学会・日本泌尿器科学会「女性下部尿路症状診療ガイドライン[第2版]」
同じように「膣がゆるくなった」と感じていても、その背景は一人ひとり異なります。
たとえば、次のような違いがあります。
| 気になる症状・状況 | 考えられる背景の例 |
|---|---|
| 出産後から膣の感覚が変わった | 出産による膣・骨盤底への影響など |
| くしゃみをすると尿が漏れる | 腹圧性尿失禁、骨盤底筋の機能など |
| 急に強い尿意を感じる | 切迫性尿失禁など |
| 膣から何か出る・下がってくる | 骨盤臓器脱など |
| 膣の乾燥・性交痛がある | GSMを含む外陰・膣の状態など |
とくに性交痛や膣の乾燥、灼熱感などがある場合は、「膣の締まり」の問題だけとは限りません。
日本産婦人科医会では、外陰・膣の症状について、閉経関連泌尿生殖器症候群(GSM)のほか、骨盤底筋群や内性器などに起因する性交痛もあるとしています。また、症状を評価する際には、ほかの疾患・状態を除外することも重要とされています。
先に治療方法を決めるのではなく、「自分の症状は何が関係しているのか」を確認することが、治療の必要性を判断する第一歩です。
参照元:日本産婦人科医会「1.外陰・腟の愁訴」
参照元:日本産婦人科医会「(2)GSMの診断」
膣のゆるみとともに別の症状がある場合は、「膣を縮めればよい」と自己判断せず、原因を確認するために医療機関への相談を検討しましょう。
咳やくしゃみ、笑ったとき、運動したときなど、お腹に力がかかった際に尿が漏れる場合は、腹圧性尿失禁が考えられます。
一方、「突然強い尿意が起こり、トイレまで我慢できない」という場合は、切迫性尿失禁など別のタイプの尿漏れである可能性があります。
日本泌尿器科学会では、尿失禁には複数の種類があり、その種類や程度によって治療法が異なると説明しています。
尿漏れがある場合は、「膣がゆるいことが原因」と決めつけず、泌尿器科などで症状を相談しましょう。
「膣から何か出ている」「何かが下がってくる」「膣に何か挟まっているように感じる」といった場合は、骨盤臓器脱が関係している可能性があります。
骨盤臓器脱では、膣の異物感や重い感じ、引っ張られる感じのほか、排尿困難や排便困難、尿意切迫感、尿漏れなどを伴うことがあります。
このような症状がある場合は、膣縮小治療を検討する前に、婦人科や女性泌尿器科・泌尿器科などで診察を受けることが大切です。
性交時に痛みがある、膣が乾燥する、ヒリヒリするなどの症状は、必ずしも膣のゆるみが原因ではありません。
とくに中高年女性では、膣や外陰部の乾燥、疼痛、不快感、性交痛、排尿時の違和感などにGSMが関係している場合があります。
また、性交痛にはGSM以外にも、外陰・膣、骨盤底筋群、内性器などの状態が関係する場合があります。
「膣を引き締めれば性交痛も改善する」と自己判断せず、婦人科などで原因を確認しましょう。
膣や外陰部のかゆみ、刺激感、おりものの変化などがある場合も、膣のゆるみとは別の問題が関係している可能性があります。
日本産婦人科医会では、外陰・膣の刺激症状について、GSMだけでなく、膀胱炎、外陰ヘルペス、カンジダ膣炎など特定の原因による症状を除外することが必要としています。
かゆみやおりものの変化などがある場合は、美容的な膣縮小治療を検討する前に、婦人科で原因を確認してもらいましょう。
疾患があるかどうかにかかわらず、膣の悩みによって日常生活や性生活に大きな影響が出ている場合は、医療機関へ相談する一つのタイミングと考えられます。
たとえば、次のような困りごとがあります。
「病気ではないかもしれないから相談しづらい」と考える必要はありません。
治療を受けるかどうかを決めていない段階でも、まず状態や選択肢について医師へ相談できます。
次のような症状がある場合は、「どの膣縮小施術を受けるか」を考える前に、原因を確認するための診察を検討しましょう。
なお、一つ当てはまれば膣縮小治療が必要という意味ではありません。
むしろ、こうした症状があるときは、膣のゆるみ以外の原因が関係していないかを確認したうえで、必要な治療を考えることが大切です。
膣の悩みへの対応は、膣縮小手術や照射治療だけではありません。
症状や原因によって、経過観察、骨盤底筋訓練、婦人科的な治療、膣縮小治療など、検討される選択肢は異なります。
| 選択肢 | 考え方 |
|---|---|
| 経過観察 | 症状が軽く、生活への支障やほかの問題が少ない場合など |
| 骨盤底筋訓練 | 骨盤底筋の機能や尿漏れなどに対する保存的なアプローチ |
| 婦人科・泌尿器科などでの治療 | GSM、尿失禁、骨盤臓器脱など、原因となる状態に応じて検討 |
| 膣縮小手術 | 膣の状態や本人の悩み、今後の妊娠・出産予定などを踏まえて検討 |
| HIFU・高周波・レーザーなど | 医療機関によって扱っている非切開の治療 |
| ヒアルロン酸・脂肪注入など | 医療機関によって扱っている注入治療 |
「軽いゆるみなら照射」「強いゆるみなら手術」と単純に決められるものではありません。
膣の状態や困っている症状、希望、治療ごとのリスク・ダウンタイムなどを確認したうえで選択することが重要です。
尿漏れ、性交痛、乾燥、膣の異物感などは、必ずしも膣そのもののゆるみだけが原因とは限りません。
まずは「自分が何に困っていて、その症状に何が関係している可能性があるのか」を整理しましょう。
「膣を狭くしたい」という治療方法から考えるのではなく、まず何を改善したいのかを明確にします。
たとえば、尿漏れ、お湯漏れ、性交時の違和感、乾燥、膣の異物感などでは、それぞれ検討すべき原因や治療が異なる可能性があります。
カウンセリングでも「何を受けたいか」だけでなく、「何に困っているのか」を伝えることが大切です。
症状によっては、骨盤底筋訓練などの保存的な方法や、原因となる疾患・状態への治療が優先される場合があります。
特定の施術だけを前提にせず、治療しない選択やほかの方法についても説明してもらえるか確認しましょう。
膣縮小治療を検討する際は、今後の妊娠・出産予定についても医師へ伝えることが大切です。
とくに切開・縫縮を伴う膣縮小手術では、その後の妊娠や経腟分娩なども考慮して治療時期を検討する必要があります。
将来のライフプランも含めて、自分に適した治療方法・時期を相談しましょう。
膣縮小治療には、手術、HIFU、高周波、レーザー、注入治療などさまざまな方法があります。
それぞれ、治療方法、期待できる変化、効果の持続期間、治療回数、ダウンタイム、リスクなどが異なります。
「切らないから負担がない」「手術なら希望どおりになる」と一概にはいえません。
メリットだけではなく、限界や副作用・リスクまで説明を受けたうえで治療を判断しましょう。
「膣がゆるいと感じているのに何もしないと、どんどん悪化するのでは?」と心配になる方もいるでしょう。
しかし、「膣がゆるい」という感覚だけから、何もしなければ必ず悪化すると一概に判断することはできません。
症状の背景や状態によって経過は異なります。
一方で、次のような変化が出てきた場合は、状態を確認するため医療機関への相談を検討しましょう。
「放置すると大変なことになる」と必要以上に不安になるのではなく、症状の変化があれば相談するという視点を持つことが大切です。
膣のゆるみを扱うクリニックでは、診療体制や扱っている治療方法が異なります。
膣縮小手術を中心に扱うクリニックもあれば、HIFU・高周波・レーザー・注入治療など複数の方法を扱うクリニック、骨盤底や尿漏れまで含めて診察するクリニック、婦人科的な症状も相談できるクリニックなどがあります。
そのため、「どの施術を受けたいか」だけで相談先を決めるのではなく、「そもそも自分に治療が必要なのか」から相談できるかを確認することが大切です。
クリニックを比較するときは、次のような点を確認してみましょう。
当サイトでは、膣の状態を診察してから治療方法を提案するクリニックや、手術・切らない治療、骨盤底へのアプローチなど、異なる診療体制を持つ東京・神奈川の5院を紹介しています。
「自分の場合、本当に膣縮小治療が必要なのか分からない」という段階から、各クリニックの特徴を比較してみてください。
膣がゆるいと感じるだけで、必ず治療が必要とは限りません。
日常生活への影響や、尿漏れ、痛み、乾燥、膣から何か出るなど一緒に起きている症状を確認したうえで、治療の必要性を考えます。
治療するか迷っている場合は、施術を決めずに状態だけ相談することもできます。
骨盤底筋訓練は、軽い腹圧性尿失禁などで改善が期待できる方法ですが、すべての「膣のゆるみ」に有効とは限りません。
症状の原因が骨盤底筋以外にある場合や、骨盤臓器脱など別の状態が関係している場合もあります。
自己流の膣トレを続けても症状が気になる場合は、医療機関へ相談しましょう。
軽い違和感のみで、痛みや尿・便のトラブルなどがなく、生活への支障も特にない場合は、状態を見ながら過ごすことも考えられます。
一方、膣から何か出る、尿が出にくい、痛みや出血があるなど、ほかの症状がある場合は医療機関へ相談しましょう。
また、症状が軽くても不安が続く場合は、治療を受けることを前提とせず相談して構いません。
治療方法を決めていない段階でも相談できます。
むしろ、膣縮小手術、HIFU、高周波、レーザー、注入治療などはそれぞれ特徴が異なるため、「治療が必要なのか」「どの方法が自分に適しているのか」から相談することが大切です。
切開を伴わない治療であっても、すべての膣の悩みに適しているわけではありません。
尿漏れ、性交痛、膣から何か下がるといった症状には別の原因が関係している場合があります。
「切らない治療だからまず試してみる」と決めるのではなく、膣の状態や症状の原因を確認し、治療の適応、リスク、ほかの選択肢について説明を受けてから検討しましょう。
膣がゆるいと感じても、必ず膣縮小治療が必要になるわけではありません。
生活への影響が少なく、痛みや尿・便のトラブル、膣から何か出るといった症状がない場合は、状態を見ながら経過を確認することも考えられます。
一方で、尿漏れ、排尿・排便のしづらさ、性交痛、乾燥・かゆみ、膣から何か下がってくるような症状がある場合は、「膣がゆるいだけ」と自己判断せず医療機関へ相談しましょう。
治療を検討するときも、「膣を縮めたいからこの施術」と先に方法を決めるのではなく、「原因は何か」「本当に治療が必要か」「どの選択肢が自分に合うか」という順番で考えることが大切です。
クリニックによって、膣の状態を診察してから治療を提案する、骨盤底や尿漏れまで診る、手術と切らない治療を幅広く扱うなど、診療体制は異なります。
まず治療の必要性から相談したい方は、それぞれの特徴を比較して相談先を検討してみてください。
東京で膣縮小を相談できる
クリニック3選
みどり美容クリニック
治療方法の選択肢で選ぶなら
外科手術からレーザー・HIFUまで
幅広い方法から相談できる
満行みどり先生
引用元:
みどり美容クリニック
https://midocli.com/clinic/doctor/
なおえビューティー
クリニック
医師の専門性で選ぶなら
産婦人科と形成外科の経験を生かした
婦人科形成を相談できる
喜田直江先生
引用元:
なおえビューティークリニック
https://www.naoe-clinic.net/clinic/
銀座あゆみクリニック
診察・治療体制で選ぶなら
産婦人科の経験を持つ院長が
一人ひとりに合わせて治療を提案
増田あゆみ先生
引用元:
銀座あゆみクリニック公式サイト
https://ginza-ayumi-clinic.jp/about/clinic/